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研究
くも膜下出血におけるMR fluid attenuated inversion recovery(FLAIR)法の有用性
著者: 三上毅1 齋藤孝次1 奥山徹1 坂本靖男1 高橋明1 柴田和則1
所属機関: 1釧路脳神経外科病院
ページ範囲:P.1087 - P.1092
文献購入ページに移動Fluid Attenuated Inversion Recovery(FLAIR)法は,脳脊髄液の信号を抑制したT2強調画像を得ることができる1,2).数年来,FLAIR法を用いて種々の報告がなされているが,大脳皮質病変や脳室周囲病変の梗塞巣や脱髄巣が明瞭に描出されることが知られている1-3).
くも膜下出血の診断は最近ではCTによってなされている.MRIにおいては,出血はT2強調時間の延長がみられ高信号として描出されることから髄液との鑑別が困難でT2強調画像による診断はできず,他の様々な方法が試みられているが5-8),MRIによるくも膜下出血の診断は一般的とはなっていない.
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