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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻2号

1996年02月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

大後頭孔外側部からのアプローチ:主として顆窩経由法(別名 後頭顆上部頸静脈結節経由法)と後頭顆経由法

著者: 松島俊夫12 福井仁士1

所属機関: 1九州大学脳神経病研究施設外科 2九州大学脳神経外科

ページ範囲:P.119 - P.124

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I.はじめに
 椎骨脳底動脈分岐部近傍や延髄前面へは,主に大後頭孔外側部からのアプローチが用いられる1,3,4,7-9).farlateral approach3)やtranscondylar approach1,4,8,9)やex—treme lateral approach7)である.本稿では大後頭孔外側部の微小外科解剖をまず述べ,われわれが現在行っている顆窩経由法transcondylar fossa approach),別名後頭顆上部頸静脈結節経由法(supracondylar transjugulartubercle approach)を紹介し,このアプローチの後頭顆経由法(transcondylar approach)との違いを解説する.顆窩経由法は,大後頭孔外側部から硬膜外に頸静脈結節(jugular tubercle)を削除して進入するが,環椎後頭関節の後頭顆(occipital condyle)を温存して行うアプローチである.本稿では,病変の存在する高さや広がりでどのアプローチを選択すべきかについても言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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