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症例
前頭部hypertrophic cranial pachymeningitisの1例—(11C-methyl)—L-methionine PETによる局在診断
著者: 高橋和孝1 笹嶋寿郎1 峯浦一喜1 伊藤康信1 古和田正悦1 岩谷光貴1 畑澤順2 小川敏英2 奥寺利夫2 村上松太郎2 上村和夫2
所属機関: 1秋田大学脳神経外科 2秋田県立脳血管研究センター放射線科
ページ範囲:P.287 - P.293
文献購入ページに移動Hypertrophic cranial pachymeningitisは頭蓋底部に好発し,頭痛,脳神経および小脳症状を生ずる比較的まれな疾患である.これまでは臨床診断が困難で,剖検により確定診断3,4,6,14)されることが多かったが,近年,本疾患のCTおよびMRI所見が報告されるようになった12,15,17,26,27).
最近,(11C-methyl)—L-methionine PET(Met-PET)所見から病変部位が同定されたhypertrophic cranialpachymeningitisの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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