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報告記
「アジア・オセアニア頭蓋底外科学会」印象記
著者: 河瀬斌1
所属機関: 1慶應義塾大学脳神経外科
ページ範囲:P.296 - P.296
文献購入ページに移動 1995年11月2・3日,ソウルのヒルトンウォーカーヒルホテルで第3回アジア・オセアニア頭蓋底外科国際学会が行われた.会長は国立ソウル大学のKill Soo Choi教授で,Hee-Won Jung準教授を中心に綿密な会の運営が行われた.内容は4つのシンポジウムを中心に28名の招待演者(日本人7名)と共にレベルの高い発表が行われた.日本人の参加者は50名ほどであった.
ソウル訪問は3年前のアジア・オーストラレシア脳神経外科学会以来であったが,それ以後のソウルの発展拡大は目を見張るほどであった,市街がオリンピック公園を中心として東方に拡大し,郊外にあった会場のウォーカーヒルは町の中に取り込まれ,地下鉄のない市街は東京よりもひどい交通渋滞に見舞われていた.三星,現代などの巨大企業が競って大病院を建設し,大病院指向の市民を吸収しているので個人病院は経営難に陥っているとのことである.日本より厳しい皆保険制度ができて5年,すでにひずみが生じているようである.
ソウル訪問は3年前のアジア・オーストラレシア脳神経外科学会以来であったが,それ以後のソウルの発展拡大は目を見張るほどであった,市街がオリンピック公園を中心として東方に拡大し,郊外にあった会場のウォーカーヒルは町の中に取り込まれ,地下鉄のない市街は東京よりもひどい交通渋滞に見舞われていた.三星,現代などの巨大企業が競って大病院を建設し,大病院指向の市民を吸収しているので個人病院は経営難に陥っているとのことである.日本より厳しい皆保険制度ができて5年,すでにひずみが生じているようである.
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