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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻4号

1996年04月発行

文献概要

症例

骨化を伴った脊髄髄膜腫の2例

著者: 中山若樹13 井須豊彦1 浅岡克行1 原田達男1 林征志1 青樹毅1 馬渕正二1 高橋達郎2

所属機関: 1釧路労災病院脳神経外科 2釧路労災病院病理 3北海道大学脳神経外科

ページ範囲:P.351 - P.355

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I.はじめに
 脊髄髄膜腫は,全脊髄腫瘍の中で約25%を占め6),神経鞘腫に次いで多いものである.一般に髄膜腫が組織学的に多様性を示すのはよく知られた事実であり6,8),骨化もその組織学的多様性の一つであるが,脊髄に発生する髄膜腫で骨形成を示すものは2-3%と稀であると言われている2,3)
 今回われわれは,病理組織学的に骨化型の脊髄髄膜腫であることが確認された症例を2例経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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