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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻4号

1996年04月発行

文献概要

症例

難治性てんかんを呈した結節性硬化症の1手術治験例

著者: 金城利彦1 六川二郎1 中田宗朝1 山城勝美1 豊見山直樹1 原国毅1 新垣辰也1

所属機関: 1琉球大学脳神経外科

ページ範囲:P.369 - P.373

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I.はじめに
 結節性硬化症は,顔面の皮脂腺腫,知能発達遅延,てんかん発作を3徴候とする常染色体優性の遺伝性疾患である10).一般に多発性の脳内病変を伴い,てんかん発作も多発性焦点のことが多いので,てんかんに対する外科的治療は困難とされている12)われわれは結節性硬化症に伴った難治性てんかんに対し,頭蓋内電極を留置して確認した焦点を含む側頭葉を切除して良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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