icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻5号

1996年05月発行

文献概要

症例

Sof'wire Cable systemにて良好な固定が得られたJefferson骨折の1手術例

著者: 澤村淳1 佐古和廣2 関俊隆1 藤田力1 橋本政明1 米増祐吉2

所属機関: 1網走脳神経外科病院 2旭川医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.459 - P.462

文献購入ページに移動
I.はじめに
 Jefferson fractureとは,atlasに長軸方向の外力が加わったとき,前弓・後弓の両側の骨折に伴い,lateral massが左右に転位したものである.1920年Jefferson10)がこのタイプの骨折の受傷機転を力学的に解析したため,以降Jefferson fractureとされるに至った.Jeffer—son骨折は稀な疾患であり頸椎骨折の2-13%,また全脊椎骨折の1.3%にすぎない15),今回われわれは交通事故にて受傷した患者にSof'wire Cable systemと腸骨を使用して後方固定術を施行し良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら