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研究
人工骨スペーサーを使用した頸椎前方固定術後長期経過例におけるX線学的変化の検討
著者: 今栄信治12 半田寛1 小山素麿1
所属機関: 1大津市民病院脳・神経外科 2和歌山県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.535 - P.540
文献購入ページに移動頸椎前方固定術の問題点に固定部隣接椎間の変化と採骨部痛などが上げられる.採骨部痛に対して移植骨を使わないwithout fusion法10,15)が注目されているが,術野が狭く手術手技上相当な熟練が必要とされる.また近年,自己椎体より採取したものをそのまま加工して挿入する方法4)も報告されているが,これも手技が煩雑で,採取骨自体の耐久性に問題がある.これらに対してわれわれは人工骨スペーサーを用いた1椎間の前方固定術(anterior fusion with apaserum;AAF)を過去10年間にわたり施行してきた.
今回,AAFの手術方法,手術合併症およびAAF後長期経過例のX線上の変化を隣接椎間を中心に検討しえたので併せて報告する.
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