icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻7号

1996年07月発行

文献概要

症例

硬膜動静脈瘻の消失に伴い静脈洞が再開通した静脈洞閉塞の1例

著者: 森大志12 後藤博美1 笹沼仁一1 後藤恒夫1 小鹿山博之1 小泉仁一1 浅利潤1 佐藤昌弘1 小林亨1 菊地顕次2 渡辺一夫1 古和田正悦2

所属機関: 1(財)脳神経疾患研究所附属南東北病院脳神経外科 2秋田大学脳神経外科

ページ範囲:P.631 - P.636

文献購入ページに移動
I.はじめに
 硬膜動静脈瘻(以下D-AVF)の成因,病態についてはいまだ不明な点が多い.とりわけ後頭蓋窩D-AVFでは,しばしば静脈洞の閉塞性病変を合併しており,その因果関係が論議されている3,5,7,9,18,20,21)
 最近,静脈洞閉塞を伴った後頭蓋窩D-AVFの1例を経験し,経時的脳血管撮影で,D-AVFの消失にともない,静脈洞の再開通が確認された.後頭蓋窩D-AVFの成因について示唆に富む症例と考えられたので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら