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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻7号

1996年07月発行

文献概要

症例

長期透析患者に発生した頸椎後縦靱帯肥厚症による脊髄症

著者: 水野順一1 中川洋1 橋詰良夫2

所属機関: 1愛知医科大学脳神経外科 2愛知医科大学加齢医科学研究所

ページ範囲:P.655 - P.659

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I.はじめに
 脊髄症を起こす重要な疾患の1つとして頸椎後縦靱帯骨化症(ossification of the posterior longitudinal liga—ment:OPLL)はよく知られているが1,2,6,14,17),後縦靱帯肥厚症(hypertrophy of the posterior longitudinal ligament:HPLL)に関してはその病因論を含めて解明されていない点が多い12,15,26)
 われわれは長期透析患者に発生したアミロイド沈着を伴ったHPLLによる脊髄症に対し,前方到達法による脊髄の減圧を行った後,頸椎を用いた自家骨による固定を行い,良好な結果を得られた1症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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