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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻8号

1996年08月発行

文献概要

研究

聴神経腫瘍における腫瘍の形態的性状と内耳道拡大に関する検討:骨破壊のメカニズムに関する考察

著者: 高田義章1 大野喜久郎1 平川公義1

所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科

ページ範囲:P.739 - P.742

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I.はじめに
 聴神経腫瘍に伴う内耳道の拡大は画像診断学的に極めて重要な所見であるが,そのメカニズムは今日でもまだよく分かっていない.腫瘍の緩徐な増大に伴う慢性の物理的圧迫が内耳道壁破壊の最大要素と考えられるが,腫瘍のサイズが大きくても必ずしも拡大の程度が著しいとは限らず,様々な要因が関与している可能性がある.
 今回われわれは,聴神経腫瘍36例の形態的性状および臨床症状と内耳道拡大との関連について検討を行い,内耳道の拡大のメカニズムについて考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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