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研究
Astrocytic tumorの予後影響因子:Kaplan-Meier法とWeibullモデルを用いて
著者: 平野宏文1 朝倉哲彦1 横山俊一1 門田紘輝1 笠毛静也1 岡原一徳1 平川亘1 新納正毅1 中村克巳1 中山正基1 山崎一朗1
所属機関: 1鹿児島大学脳神経外科
ページ範囲:P.809 - P.815
文献購入ページに移動Astrocytoma,glioblastomaといったastrocytic tumorの予後は,組織学的悪性度や治療方法など様々な影響を受ける.一方,これらの脳腫瘍に関しては,決定的な治療方法が確立されているわけではない.どの背景因子が予後にどの程度の影響を与えているかを推定することは,今後の治療の方向を定める上でも必要と思われる.
1975年以来,200例余りのastrocytic tumorの患者を治療してきた.その中で発症時期と転帰が判明しているものは149例であった.これらの症例をもとに生存時間解析を行った結果を報告する.
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