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読者からの手紙
圧可変式シャントシステム:前胸部設置およびMedos valve systemについて
著者: 須賀俊博1 多田宗行2 佐々木順一3
所属機関: 1釜石市民病院脳神経外科 2釜石市民病院放射線科 3釜石市民病院手術部
ページ範囲:P.865 - P.865
文献購入ページに移動近年われわれは,Sophy valveにかえて,Medos valve(Codman社製)を多用しています.そのMedos valveには,①長径20)mm短径16mmの円形であるSo-phy valveに対し,Medos valve自体は,長径は37mmであるものの短径7mmの円筒形で,皮下pocketの形成も容易で,設置後も目立たない,②Magnetの回転によるSophy valveの圧変更には,慣れやtechniqueを要するのに対し,Medos valveでは,programmerにより,容易で瞬時に変更できる,③圧設定が数値化でき,記載や伝達に誤解が生じない,④レントゲン下での設定圧確認が容易で,FCR併用によりさらに容易となる(Fig.)など,Sophy valveを上回る利点があります.So-phy valveの回転による急性閉塞は,私たちにも経験があり,重篤な状態に陥いる合併症である.その原因として,皮下pocketが大きすぎたこと,Sophy valveが円形で,回転しやすいことが考えられたが,Medos valveでは,この合併症は経験していません.
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