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総説
Cushing病の診断:最近の動向
著者: 寺本明1
所属機関: 1日本医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.7 - P.15
文献購入ページに移動I.Cushing症候群の病型とその頻度
Cushing症候群とはグルココルチコイド,特にコーチゾールの慢性的な過剰分泌によって生ずる諸症候・代謝異常の総称である.これは大きくACTH依存性とACTH非依存性に分類される.
ACTH依存性病型としては,(1)下垂体性ACTH産生腺腫(Cushing病と呼ばれる),(2)異所性ACTH産生腫瘍(ACTH及びCRH産生腫瘍の場合もあり),(3)異所性CRH産生腫瘍がある.一方,ACTH非依存性病型としては,(4)副腎腫瘍(腺腫や癌),(5)原発性副腎過形成(いくつかの亜型あり)が挙げられる.
Cushing症候群とはグルココルチコイド,特にコーチゾールの慢性的な過剰分泌によって生ずる諸症候・代謝異常の総称である.これは大きくACTH依存性とACTH非依存性に分類される.
ACTH依存性病型としては,(1)下垂体性ACTH産生腺腫(Cushing病と呼ばれる),(2)異所性ACTH産生腫瘍(ACTH及びCRH産生腫瘍の場合もあり),(3)異所性CRH産生腫瘍がある.一方,ACTH非依存性病型としては,(4)副腎腫瘍(腺腫や癌),(5)原発性副腎過形成(いくつかの亜型あり)が挙げられる.
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