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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻10号

1997年10月発行

文献概要

研究

Pure cortical arterial injuryによる急性硬膜下血腫:自験例14症例からの考察

著者: 朴永銖1 下村隆英1 奥村嘉也1 榊寿右2

所属機関: 1清恵会病院脳神経外科 2奈良県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.899 - P.905

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I.はじめに
 急性硬膜下血腫(以下ASDH)は通常脳皮質の挫傷の結果,動静脈が損傷されて発生してくる.
 一方,高齢者や脳に萎縮のある場合は,比較的軽い外傷で脳実質には挫傷を伴わず皮質動脈のみが損傷してASDHが発生したという報告が散見されるが3,4,6),まとまった症例数の報告は少ない.われわれは過去12年間に14例のpure cotical arterial injuryによるASDHを経験したので,その臨床的特徴について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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