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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻11号

1997年11月発行

文献概要

研究

MR angiographyによる硬膜動静脈瘻の診断

著者: 藤田敦史1 桑村圭一1 齋藤実1 高石吉將1 玉木紀彦2

所属機関: 1兵庫県立淡路病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科

ページ範囲:P.1001 - P.1006

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I.はじめに
 MR angiography(MRA)は非侵襲的に脳血管を描出することが可能であり,現在では脳血管障害の日常診療におけるスクリーニング検査となってきた5,6).しかし,その撮影目的は脳動脈瘤の発見に重きを置くため,その関心領域は通常Willis動脈輪周辺に設定されることが多い.したがって横静脈洞・海綿静脈洞・錐体静脈洞などに病変が認められる,硬膜動静脈瘻のMRA所見についての報告は少ない2,4,9).今回われわれはMRAにより硬膜動静脈瘻を推定診断し,脳血管写で確定診断し得た2症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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