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報告記
ヴェトナムでの脳神経外科分野短期技術協力—Part1. microscopeの導入
著者: 羽井佐利彦1 原徹男1 近藤達也1 秋山稔2 朝日茂樹2
所属機関: 1国立国際医療センター脳神経外科 2国立国際医療センター国際医療協力局
ページ範囲:P.1054 - P.1056
文献購入ページに移動チョーライ病院の歴史は仏領インドシナの時代に遡り,サイゴン市チョロン地区の市民病院として1900年に創立された.その後,コーチシナ住民病院,ラリュン慈善病院,415病院とその名称を変え,1957年にチョーライ病院となった.フランス支配の時代はフランス陸軍病院,第二次世界大戦中は一時,日本陸軍病院としても機能していた.そして,1961年ヴェトナム戦争が始まりチョーライ病院も荒廃したが,1971年から日本政府の無償資金協力により病院を新築し再出発した.新病院はサイゴン陥落の10ヶ月前1974年6月に完成し,東南アジアで最も大きな病院のひとつとなった.
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