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研究
急性硬膜下血腫に対する大開頭小硬膜切開および意図的待機的手術による血腫除去
著者: 朴永銖12 石川純一郎1
所属機関: 1市立舞鶴市民病院脳神経外科 2奈良県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1081 - P.1089
文献購入ページに移動急性硬膜下血腫(以下ASDH)は脳挫傷による脳実質損傷を伴うことも多いので依然死亡率が高く,また救命しえても遷延する意識障害をはじめとする重度の精神・神経症状を残すことが多い.
われわれは早期より低体温療法の有用性に着目し,積極的に軽度低体温療法を術後管理に導入してきた13).軽度低体温療法の施行によっても予後不良となったASDH症例の原因を明らかにすべく,過去の手術症例を詳細に検討した結果,新たな手術方針による治療を試み良好な成績を得たので報告する.
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