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症例
動脈瘤の塞栓術でgoose neck snareによる親カテーテルの保持が有用であった1例
著者: 松本博之1 増尾修1 桑田俊和1 森脇宏1 寺田友昭2 板倉徹2
所属機関: 1国保日高総合病院脳神経外科 2和歌山県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1127 - P.1130
文献購入ページに移動狭窄性病変に対する経皮的血管拡張術(PTA)や脳動脈瘤に対する塞栓術等,血管内手術の適応はますます広がりつつある.血管内手術の際に,動脈硬化の強い症例ではguiding catheter(親カテーテル)が目的の位置にうまく留置できずに,マイクロカテーテルを遠位部に誘導できないといったことはよく経験される.今回われわれは脳動脈瘤塞栓術において親カテーテルの固定にグースネックスネアが有効であった1例を経験したので報告する.
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