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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻12号

1997年12月発行

文献概要

症例

約2週間の経過で増大した小児の硬膜外血腫の1例

著者: 金森政之1 関薫1 北原正和1

所属機関: 1石巻赤十字病院脳神経外科

ページ範囲:P.1137 - P.1142

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I.はじめに
 急性硬膜外血腫は受傷後数時間以内までに増大する例が多い7,16,32).しかし過去の報告の中には,受傷数日から数カ月を経て硬膜外血腫が指摘される例や2,4-6,10,12,14,15,19,21,22,26,30,31,33),数日以上経過しても血腫の増大を認める例が散見される15,23,28).今回われわれは受傷後約2週間の経過で増大し,最終的に手術を施行した硬膜外血腫の症例を経験したので,その特徴と成因について文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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