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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻2号

1997年02月発行

文献概要

研究

後頭蓋窩硬膜動静脈奇形の組織学的検討

著者: 百次仁1 六川二郎2 山城勝美2 石川泰成2 奥山久仁男2 戸田隆義3

所属機関: 1沖縄県立宮古病院脳神経外科 2琉球大学脳神経外科 3琉球大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.137 - P.142

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I.はじめに
 脳血管撮影の普及に伴い硬膜動静脈奇形(以下DAVM)の診断は容易となり近年,多数の報告がなされている.静脈洞血栓症とDAVMの関連が論ぜられることが多いが,静脈洞血栓症がDAVMの原因とする報告3-5,8,12,13)や逆に静脈洞血栓症はDAVMの結果であるとする報告17,18)もあり意見の一致をみていない.われわれは術前塞栓術を施行後,手術的に摘出した静脈洞及びDAVMを組織学的に検討したのでDAVMの発生機序について考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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