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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻2号

1997年02月発行

文献概要

研究

頸部内頸動脈動脈瘤の外科治療:治療経験と手術方針について

著者: 長澤史朗1 川西昌浩1 多田裕一1 太田富雄1

所属機関: 1大阪医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.143 - P.149

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I.序論
 頸部内頸動脈に動脈瘤が発生する頻度は手術対象となった頸動脈病変の1%以下と比較的低く,さらにこの半数以上は内膜剥離術後に発生したものである3,6-12).最近は画像診断の進歩により偶然発見される動脈瘤が増加し,動脈瘤の発生病態も明らかになりつつある.また脳血流検査法の進歩や頭蓋底手術手技の導入により,外科治療の安全性が高まった6,7)
 本研究では,われわれが経験した4例の頸部内頸動脈瘤を報告し,外科治療の選択につき検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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