文献詳細
文献概要
症例
Hypertrophic spinal pachymeningitisの1例
著者: 朝本俊司1 杉山弘行1 日野健1 小粥正博1 林宗貴1 岩間淳一1 土居浩1 長尾毅彦2 井田正博3 高橋学4 松本清5
所属機関: 1東京都立荏原病院脳神経外科 2東京都立荏原病院神経内科 3東京都立荏原病院放射線科 4東京都立荏原病院病理検査科 5昭和大学病院脳神経外科
ページ範囲:P.363 - P.366
文献購入ページに移動Hypertrophic spinal pachymeningitis(以下HSP)は,1869年Charcotによって初めて記載された比較的稀な疾患で4),臨床症状及び画像診断上,特異的所見が無いため術前診断に苦慮することが多い.今回われわれは,下位頸椎から上位胸椎にかけて限局性のHSPにより脊髄症状を呈した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報