icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻6号

1997年06月発行

文献概要

症例

頭部外傷後約30年にわたり消長を繰り返した頭蓋骨osteomyelitisの1例

著者: 尾上信二1 松原一郎1 西崎統1 久門良明2 榊三郎2

所属機関: 1済生会西条病院脳神経外科 2愛媛大学脳神経外科

ページ範囲:P.543 - P.547

文献購入ページに移動
I.はじめに
 頭蓋骨骨髄炎は以前には,副鼻腔炎に続発したり,他の臓器より血行性に感染する報告例が多く見られた7)が,近年,抗生物質の発達により,比較的稀な疾患となっている.また,外傷を契機に発症する場合には,開放性頭蓋骨骨折後や頭蓋底骨折症例に起こり,発生機序は明瞭である.今回,われわれは頭部外傷後約30年もの長い経過を示した頭蓋骨骨髄炎症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら