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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻6号

1997年06月発行

文献概要

症例

急性硬膜外血腫所見にて初発した後頭骨原発Ewing肉腫の1例

著者: 山下洋二12 隈部俊宏2 小林智子12 安孫子尚1 関博文3 吉本高志2

所属機関: 1大原医療センター脳神経外科 2東北大学脳神経外科 3岩手県立中央病院脳神経外科

ページ範囲:P.567 - P.571

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I.はじめに
 Ewing肉腫は悪性骨腫瘍の5%から7%を占め22),大腿骨や上腕骨等の長管骨に多く発生する腫瘍であり,頭蓋骨に原発することは極めて稀である5,29.今回われわれは,突然の激しい頭痛で発症し,急性硬膜外血腫所見を呈した後頭骨原発のEwing肉腫に対して,摘出術および放射線療法により,術後6年経過した現在再発なく経過した症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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