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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻7号

1997年07月発行

文献概要

研究

頭部銃創例の臨床病理学的研究

著者: 志村俊郎16 向井敏二34 寺本明1 戸田茂樹1 山本保博2 中村俊彦4 高取健彦5 遠藤任彦34

所属機関: 1日本医科大学脳神経外科学教室 2日本医科大学救急医学教室 3東京医科大学法医学教室 4東京都監察医務院 5東京大学法医学教室 6日本医科大学付属多摩永山病院脳神経外科

ページ範囲:P.607 - P.612

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I.はじめに
 頭部銃創例は,本邦においてもここ数年増加し,最近は特に一般市民が巻き込まれることも多く見られ深刻な社会問題となっている14,19).そこで脳外科医も救急医療の現場で本症の治療に遭遇することもありその病態の把握が救命の鍵になることも少なくないものと思われる.著者らは,9例の頭部銃創例を経験したので銃弾による脳損傷の形成のメカニズムについてCT scanと剖検所見との相関を中心に臨床病理学的検討を行ったので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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