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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科25巻7号

1997年07月発行

文献概要

研究

嗅神経系を保存するfrontal transbasal approach

著者: 河内正光1 富田享1 浅利正二1 大本堯史1

所属機関: 1岡山大学脳神経外科

ページ範囲:P.613 - P.619

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I.はじめに
 傍鞍部あるいは斜台部病変に対する手術到達法のうち,従来の経前頭蓋底到達法は節骨篩板,筋骨洞を除去するため,両側嗅覚の脱落を惹起するという欠点があった.近年Spetzlerらは,前頭蓋底を構成する筋骨および眼窩骨を筋骨洞粘膜および鼻粘膜と一塊にして切離した後,腫瘍除去後これを前頭蓋底再建に用いて嗅神経系を保存する方法を報告したが12),今回われわれはこれをさらに改良し,より簡便な到達法を考案し3例の症例に本法を行い,有用と思われたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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