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文献概要
症例
Nail-gunによる頭部顔面穿通性外傷:釘抜去に骨螺子ドライバーが有用であった1例
著者: 伊野波諭14 鈴木聡1 福井仁士1 倉富勇一郎2 中尾圭介2 宮園正之3 上加世田和文3
所属機関: 1九州大学脳神経外科 2九州大学耳鼻咽喉科 3貝塚病院脳神経外科 4九州大学医学部付属病院脳神経外科
ページ範囲:P.635 - P.639
文献購入ページに移動Nail-gunは建築用工具として広く世界中で用いられており,諸外国では以前よりその使用に伴った脳損傷例が報告されている1,3,6,10).近年,本邦でもその普及に伴ってnail-gunによる穿通性脳損傷例の報告が散見されるようになってきた2,8,9).われわれはnail-gunによる穿通性頭部顔面外傷を経験し,釘の抜去において整形外科用骨螺子ドライバーが非常に有用であった.これに診断・治療法についての若干の文献的考察を加え報告する.
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