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症例
一過性に画像学的軽快をみたanaplastic astrocytomaの1例
著者: 鈴木謙介12 鶴嶋英夫1 吉井与志彦1 山田雄三1 坪井康次1 能勢忠男1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系脳神経外科 2総合守谷第一病院脳神経外科
ページ範囲:P.661 - P.664
文献購入ページに移動脳神経外科領域の疾患で感染,外傷,脳血管障害等は経過上画像学的に軽快を認めることがある.しかしneoplasmのなかでもgliomaの場合には手術,化学療法,放射線療法等の治療なしで画像上軽快を示すことは通常考えにくい.今回steroid theraphyとosmothera—phyのみで造影範囲が一過性に縮小したanaplasticastrocytomaの症例を呈示し,その興味深い病態について考察を加えた.
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