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研究
傍矢状部白質—脳梁—基底核損傷:びまん性軸索損傷に伴う痙性片麻痺の画像所見
著者: 益澤秀明1 久保俊朗1 金沢至1 神谷博1 中村紀夫2
所属機関: 1関東逓信病院脳神経外科 2東京慈恵会医科大学
ページ範囲:P.689 - P.694
文献購入ページに移動びまん性軸索損傷diffuse axonal injury(DAI)は痙性片麻痺/四肢麻痺を合併しやすい8,11).責任病変として,Jennetら8)は深部白質病変を示唆し,益澤11)は傍矢状部白質の剪断損傷(いわゆるgliding contusion)が痙性片麻痺と関連することを指摘した.われわれはDAI 100症例でCT/MRI所見を仔細に検討した結果,傍矢状部白質損傷のみならず,脳梁損傷,基底核部損傷を含めた所見が痙性片麻痺と密接に関連していることを見出した12,13)ので報告する.
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