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症例
急性硬膜下血腫の自然吸収サイン—2症例の報告より
著者: 鈴木泰篤1 川俣光1 松本浩明2 国井紀彦2 松本清2
所属機関: 1千葉西総合病院脳神経外科 2昭和大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.1025 - P.1029
文献購入ページに移動急性硬膜下血腫は脳挫傷や急性脳腫脹を合併しやすく予後不良となることが多い9).しかし,受傷直後にCTで認められた血腫が神経症状の急速な改善と共に数時間で消失し,手術を行うことなく治癒したとの報告が散見される4-6,8-12,14,16,17).今回われわれも同様の症例を2例経験した.過去の文献も合わせてその消失機序について考察し,予後不良例との鑑別に有用と思われるCT所見が示唆されたので報告する.
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