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研究
高齢者未破裂脳動脈瘤の治療方針
著者: 安井敏裕1 坂本博昭1 岸廣成1 小宮山雅樹1 岩井謙育1 山中一浩1 西川節1 中島英樹1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター脳神経外科
ページ範囲:P.679 - P.684
文献購入ページに移動確実に高齢化社会に向かっている日本では,非侵襲的なMRIの普及にともない,高齢者の未破裂脳動脈瘤(以下,未破裂瘤)症例が発見される機会が増加している.しかし,これら高齢者未破裂瘤症例の治療に関して一定の方針がないのが現状である.一般に未破裂瘤の手術的治療は70歳以下を対象とすることが多い18).しかし,今後,健康で日常生活動作の自立した高齢者人口が増加してくる状況において70歳という年齢で手術適応なしとすることには問題があると思われる.今回,70歳以上で発見された未破裂瘤の自験例を分析し,その治療方針につき検討する.
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