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症例
硬膜との癒着を示した脳内原発Malignant Fibrous Histiocytomaの1例
著者: 藤原和則1 上之原広司1 鈴木晋介1 鈴木博義2 荒井啓晶1 西野晶子1 桜井芳明1
所属機関: 1国立仙台病院脳神経外科 2国立仙台病院臨床検査科 3東北大学脳神経外科
ページ範囲:P.837 - P.844
文献購入ページに移動Malignant fibrous histiocytoma(MFH)は,軟部組織のsarcomaでは最も多く,10.5-34%を占め,四肢,後腹膜に好発する4,6,29).一方,頭蓋内原発のMFHは,1976年にGonzalez-Vitaleらによって初めて報告されたが8),いまだ文献上散見するのみであり,極めて稀と思われる.今回,我々は,興味ある発育形態を示した頭蓋内原発MFHの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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