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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻1号

1999年01月発行

文献概要

研究

パーソナルコンピュータを用いた神経心理学的検査の試み

著者: 前島伸一郎12 駒井則彦1 中井國雄1 大浦義典1 中川真里1 板倉徹1 増尾修2 山家弘雄2 沖田竜二2 尾崎文教2 森脇宏2

所属機関: 1和歌山県立医科大学脳神経外科 2国保日高総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.41 - P.47

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I.はじめに
 高齢化社会を迎え,痴呆性老人の増加が社会問題となりつつある.痴呆性疾患の早期発見,診断には神経心理学的検査が不可欠であるが,検査には時間を要し,また専門的な手続きを要するため,日常の臨床では敬遠されがちである.
 近年,欧米ではパーソナルコンピュータを用いた神経心理学的検査の試みがなされている1,3,6,11,12,16)が,本邦での報告はきわめて少ない14).また,コンピュータを用いた神経心理学的検査が,従来の神経心理学的検査の成績を反映しうるものかどうかも明らかではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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