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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻1号

1999年01月発行

文献概要

症例

前方スクリュー固定および後方固定を同時施行した軸椎歯突起骨折の2例

著者: 鈴木文夫1 中島正之1 松田昌之1 田中俊樹2 松村憲一2 小山素麿3

所属機関: 1滋賀医科大学脳神経外科 2草津総合病院脳神経外科 3大津市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.95 - P.100

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I.はじめに
 軸椎歯突起骨折の治療の選択は骨折のタイプと転位の程度によってなされるが,年齢や合併損傷なども重要で,個々の症例にあわせた治療法の選択が重要である11,13)
 最近当施設においても転位の強い2例の軸椎骨折を経験した.1例ではハローベストによる固定にも関わらず不安定性が持続したため,他の1例は来院時に既に外傷後8週経過していたため,両症例とも手術による内固定を施行した.手術法としては一期的に前方スクリュー固定と後方環軸椎椎弓間固定を併用した方法を用いた.各症例を呈示し,今回施行した方法について他の手術法と比較検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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