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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻10号

1999年10月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

頭蓋頸椎移行部のInstrumentation

著者: 高安正和1 吉田純1

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科

ページ範囲:P.871 - P.881

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I.はじめに
 頭蓋頸椎移行部は解剖・機能の特殊性から不安定性を来たしやすく,この部の手術にあたっては,病変の切除よりも固定術が大きなウェイトを占めることが多い(Table 1).最近は従来の移植骨とワイヤーを用いた固定術に加え,さまざまなspinal instrumentationが利用できるようになり,術後早期より強固な固定性が得られるため早期離床が可能で,術後の外固定の期間も短縮できるようになってきた.この際,頭蓋頸椎移行部のin-strumentationは他の部に比べ種類も多く複雑なため,それぞれの特徴をよく理解し最適な方法を選択することが重要となる.ここでは頭蓋頸椎移行部の解剖と,instrumentationを中心とした固定術について手術手技の点から概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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