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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻10号

1999年10月発行

文献概要

症例

MRAによって偽腔の進展範囲が確定した外傷性内頸動脈解離の1例

著者: 奥地一夫1 永田清1 藤岡政行1 前田裕仁1 横田浩1 西岡利和1 籠島忠1

所属機関: 1奈良県救命救急センター脳神経外科

ページ範囲:P.889 - P.894

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I.はじめに
 解離性動脈瘤(DA)は従来,脳血管撮影を用いて診断されてきた1,10).しかし,血管内腔のみの形態的画像検査である血管撮影は血管壁の質的診断には充分な検査とはいえない.そのため,MRIを用いてDAをより正確に診断する検討がなされている2-6,8,9,11).最近経験した外傷性頭蓋外内頸動脈解離において脳血管撮影で偽腔の存在を疑わせる所見が乱流に伴う造影剤のpoolingであり,MRAを用いて正確な解離の進展範囲を診断できた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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