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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻11号

1999年11月発行

文献概要

研究

Three Dimensional Computed Tomographic Angiographyで診断した破裂動脈瘤の大きさと局在について

著者: 奥山徹1 齋藤孝次1 平野亮1 入江伸介1 稲垣徹1 稲村茂1

所属機関: 1釧路脳神経外科病院脳神経外科 2高橋脳神経外科病院

ページ範囲:P.993 - P.997

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I.はじめに
 Magnetic resonance angiography(以下MRA)やthree dimensional computed tomographic an-giography(以下3D-CTA)による動脈瘤診断の進歩8,9,12)と,脳ドックの普及や外来でのMRAスクリーニングにより多くの未破裂動脈瘤が容易に見つかるようになり,脳血管撮影やdigital sub-traction angiography(以下DSA)でも見逃しそうな小さな動脈瘤までもが診断可能となった14,15).一方,これらの動脈瘤を手術するにあたり,小さな動脈瘤をどうするか,高齢者や難しい部位の未破裂動脈瘤の手術適応11,13)をいかにするべきかについて議論されている.
 われわれは,最近2.0mm程度の小さな破裂動脈瘤を多く経験し,従来より報告されている破裂動脈瘤の大きさには疑問があり,未破裂動脈瘤の手術適応11,13)を考える上でも破裂する大きさの詳細な検討が必要と考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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