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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻11号

1999年11月発行

文献概要

症例

両側外転神経麻痺にて発症したChiari奇形I型の治験例

著者: 三木保1 伊東洋1 河合秀彦1 中西尚史1

所属機関: 1東京医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.1037 - P.1042

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I.はじめに
 Chiari奇形はその発生機序,病態について諸説があり,未だ不明な点が多い.臨床像も特にI型においては無症候例から眩暈,頭痛,頸部痛,小脳症状,脳幹・脳神経症状,四肢運動知覚障害等と多岐にわたる.また眼症状としてはdown beat眼振,skew deviation,視力障害,複視等が挙げられるが個々の症例において一様でない.特に今回年長児において両側外転神経麻痺のみで発症し,大後頭孔減圧術16)にて治癒したChiari奇形I型の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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