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症例
蝶形骨洞粘液嚢腫の1例
著者: 藤本憲太1 下村隆英1 奥村嘉也1
所属機関: 1清恵会病院脳神経外科 2松原病院脳神経外科
ページ範囲:P.1129 - P.1132
文献購入ページに移動蝶形骨洞感染性疾患は比較的まれで,多くは他の副鼻腔炎からの炎症の波及により起こる2).一般には耳鼻咽喉科医によって治療されることが多いが,頭痛等の訴えが多く,脳神経外科にて頭蓋底部病変として発見されることもある.われわれは頭蓋底を広範に破壊した蝶形骨洞粘液嚢腫の1例を経験したので報告する.
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