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研究
脳神経外科における経皮的気管切開術—9症例の経験
著者: 横田英典1 篠田宗次1 増澤紀男1 河野正樹2 加藤正哉2 鈴川正之2
所属機関: 1自治医科大学脳神経外科 2自治医科大学救急医学
ページ範囲:P.133 - P.138
文献購入ページに移動脳神経外科領域においては遷延性意識障害,それに引き続き生じる難治性肺炎などにより気管切開術を余儀なくされることが多い.一般に気管切開術は,外科的に気管を露出し直視下にカニュレイションする方法で,手術室あるいは病棟のICUにおいて施行されている.
経皮的気管切開術(以下PDTと略す)は1985年にCiagliaらにより初めて報告された気管切開術の手術法の一つで2),報告者により若干方法が異なるものの5,14),簡便さの故に世界的に広く普及しつつあるようである.
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