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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻2号

1999年02月発行

文献概要

症例

ケタミン注入療法の著効した脊髄・脊椎領域における難治性疼痛の2症例

著者: 松田和郎1 松村明1 榎本貴夫1 能勢忠男1 須賀昭彦1 宮部雅幸1 豊岡秀訓2

所属機関: 1筑波大学脳神経外科 2筑波大学麻酔科 3筑波大学附属病院脳神経外科

ページ範囲:P.195 - P.200

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I.はじめに
 ペインクリニックの領域において,近年ではN-methyl-D-aspartate受容体拮抗薬であるケタミンの神経因性の難治性疼痛に対する有効性が認識され始めている.今回われわれは,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や局所神経ブロックが無効あるいは効果不十分であった脊髄・脊椎領域疾患の2症例を経験し,これらの難治性疼痛に対してケタミン注入療法を施行したところ著効をみた.これらの症例について疼痛の病態およびケタミンの作用機序について考察し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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