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症例
組織型の変化を生じ,V-P Shuntを介して腹腔内転移を来たしたGerminomaの1例
著者: 内野正文1 根本匡章1 大塚隆嗣1 清木義勝1 柴田家門1
所属機関: 1東邦大学脳神経外科
ページ範囲:P.269 - P.274
文献購入ページに移動松果体腫瘍は水頭症を合併することが多く,通常最初にV-P shunt術などの短絡術が行われるのが一般的であった.そのためシャントチューブを経由した松果体腫瘍の神経管外転移が増加する傾向が見られている.
今回われわれは松果体部germinomaが,シャントチューブを介して腹腔内転移を来たし,その際組織学的変化を生じたと思われる希な症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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