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症例
Lymphoplasmacyte-rich Meningiomaの3例
著者: 米山琢1 糟谷英俊1 久保長生1 堀智勝1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.383 - P.389
文献購入ページに移動meningiomaの数ある組織分類の中でlympho-plasmacyteの著明な浸潤を特徴とするlympho-plasmacyte-rich meningiomaがある.一般的にmeningiomaの組織像には炎症細胞の浸潤が認められることもあるが,それらと比較して広範囲にリンパ球や形質細胞の浸潤がみられ,臨床上polyclonal gammopathyやanemiaを伴う8).
今回われわれは,CT及びMRI上腫瘍の大きさに比し広範囲な脳浮腫を伴い,硝酸亜鉛混濁試験(ZTT)値の上昇が認められるテント上の髄膜腫を3例経験した.手術後の病理組織学的所見より,lymphoplasmacyte-rich meningiomaと診断した.
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