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総説
三叉神経鞘腫
著者: 吉田一成1 河瀬斌1
所属機関: 1慶應義塾大学脳神経外科
ページ範囲:P.407 - P.416
文献購入ページに移動I.はじめに
三叉神経鞘腫(trigeminal neurinoma:TN)は,発生母地である三叉神経の解剖学特徴により,その発育・進展様式は極めて多彩であり,様々な臨床像を呈する.摘出術が治療の第一選択であるが,発育様式の多様性ゆえに,外科的治療戦略は複雑である.本稿では,これまでに報告された約400例1,21,23-43,45-76,78-92,94)と自験例を解析し,三叉神経鞘腫(TN)の臨床像と治療戦略を解説する.
三叉神経鞘腫(trigeminal neurinoma:TN)は,発生母地である三叉神経の解剖学特徴により,その発育・進展様式は極めて多彩であり,様々な臨床像を呈する.摘出術が治療の第一選択であるが,発育様式の多様性ゆえに,外科的治療戦略は複雑である.本稿では,これまでに報告された約400例1,21,23-43,45-76,78-92,94)と自験例を解析し,三叉神経鞘腫(TN)の臨床像と治療戦略を解説する.
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