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研究
コラゲナーゼ脳内出血モデルにおける局所脳血流量の検討
著者: 米澤泰司1 橋本宏之2 榊寿右1
所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科 2岡波総合病院脳神経外科 3市立松原病院脳神経外科
ページ範囲:P.419 - P.425
文献購入ページに移動現在においても脳内出血に関しては未知な部分が多く残されており,その治療,特に急性期,慢性期を問わず手術適応に関しては依然議論の多いところである.133Xe,SPECT,及びPETを用いた臨床例での検討によると,脳内出血時には多様な脳循環代謝障害が出現していると報告されている6,8,23,28,29).しかしながら,確立された脳内出血モデルがなく,基礎的研究がほとんどなされていないのが現状である.そこでわれわれは,コラゲナーゼラット脳内出血モデルを用いて,脳内出血の超急性期から慢性期にわたる局所脳血流量の経時的変化を調べることにより,脳循環動態を明らかにすることを目的として実験を行った.
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