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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻5号

1999年05月発行

文献概要

研究

頭皮縫合におけるGalea Suturing法の有用性

著者: 末武敬司1 上出廷治1 百田洋之1 岡真一1 朴浩哲1 南田善弘1 端和夫1

所属機関: 1札幌医科大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.427 - P.430

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I.はじめに
 脳神経外科手術後に皮膚切開線に沿った脱毛が生じることは稀なことではない.美容上の問題は比較的軽視されがちであるが,患者にとって大きな精神的負担となることが多い.特に最近は脳ドックが盛んに行われるようになり,無症状の疾患に対して予防的な手術治療が行われてきている.特にこのような場合には患者の機能的な面ばかりでなく,美容上の観点からも障害を残さない手術が要求される時代になってきたと思われる.
 そこでわれわれは創近傍部脱毛の予防に対し,galea suturing法を行い,良好な結果を得ることができたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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