文献詳細
文献概要
症例
長期生存を認める大脳半球原発Neuroblastomaの1例
著者: 高石吉將1 桑村圭一1 上川秀士1 澤秀樹1 穀内隆2 玉木紀彦2
所属機関: 1兵庫県立淡路病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科
ページ範囲:P.459 - P.463
文献購入ページに移動大脳半球原発neuroblastomaは10歳以下の小児に好発し,発生頻度は,原発性脳腫瘍の0.2%とされ,その予後は不良で,大多数の症例は短期間で再発している4,6-8).今回,われわれは10歳時に発症し二期的に手術を行い,放射線療法,化学療法を行わず,8年8カ月を経過した現在,再発を認めていないneuroblastomaの1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報