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研究
Dysembryoplastic Neuroepithelial Tumor(DNT)の病理像—難治性てんかん手術5例における検討
著者: 浅野英司1 鈴木博義2 社本博3 大槻泰介4 吉本高志4
所属機関: 1東北大学脳神経外科 2国立仙台病院臨床検査科 3広南病院脳神経外科 4国立精神神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.541 - P.547
文献購入ページに移動Dysembryoplastic Neuroepithelial Tumor(DNT)は,1988年にDaumas-Duportが新しい臨床病理学的見地から定義した胎生期発達異常を基盤とする良性脳腫瘍である4).
臨床的には,若年発症の難治てんかん患者の大脳皮質に好発し,手術により良好な発作予後が期待できるとされている.DNTは放射線化学療法を不要とするため,他のグリオーマとの鑑別は必須と考えられている4,11).
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