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研究
閉塞性脳血管障害に対する初診時3D-CTAngiographyの有用性
著者: 前川正義1 粟屋栄1 寺本明2
所属機関: 1目白病院脳神経外科 2日本医科大学脳神経外科教室
ページ範囲:P.617 - P.623
文献購入ページに移動MRIの検査時間が短縮されたとは言え,体内金属の有無を含め,詳しく患者の状況を把握しえていない初診においては5),急な意識障害,片麻痺,失語などで発症した頭蓋内疾患が疑われる症例に対しては,まずCTが施行されることが一般的である.
発症後間もない脳梗塞は,初診時のCTではその確定診断となる低吸収域を認めることは少なく,半日あるいは一日あいだをあけてのCTやMRIの再検にて確定診断に至ることも実際の診療現場においては少なくない.
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